「国民食」カップヌードルは、今すぐ全品回収すべきだ

ことわっておくと、俺は日清食品HDや配下の企業群、あるいはその取引先・株主・従業員といったステークホルダーたちを非難するつもりは全くない。タイトルだけ見て早とちりした、残念なくらいに幼いアタマしか持たない人がもしいたなら、今すぐオ○ニーでもして寝るのが良いと思う。
asahi.com(朝日新聞社):カップめん食べ異状、スープから防虫剤成分 神奈川 - 社会
俺の先のエントリでも書いた「タイレノール事件」と同じ状況が、今まさにカップヌードルというロングセラーでスタンダードな商品に襲い掛かっている。そして今の日清食品は、タイレノール事件と同じ対応を取ることが迫られている。
全品回収は、なるほどたしかにコストが掛かる。しかしながら、これはやはりベスト、唯一無二の方法、いや「法則」なのだ。
ものすごく穿った見方で、仮にこれが「被害者」の「偽装」だったと仮定しよう。そういう「冤罪」が仮定ですら許せない人は、やはりお母さんに耳そうじでもしてもらいつつ早く寝た方が良いと思う。

if (isExecuted(日清食品.全品回収())) {
if (事故.偽装 == "yes") {
日清食品.主張 = true & fair;
被害者.主張 = false;
} else if (事故.偽装 == "no") {
日清食品.主張 = true & fair;
被害者.主張 = true;
}
} else {
日清食品.主張 = 被害者.主張 = null;
}
プログラムふうに書くとこんなかんじか。全品回収をすれば、「偽装」であるか否かがわかる、つまり真相がハッキリするだけでなく、日清食品の公正ぶりが証明されることとなる。
一方、全品回収を怠れば、日清食品と「被害者」のどちらについても、真相究明は必要以上の時間が掛かる、いやむしろ、闇に葬り去られてしまうかもしれない。
タイレノール事件の J&J の対応は、よく「美談」と称される。しかしながら、これは企業が CSR を実践する上で最も合理的な方法を取ったと解釈すべきなのだ。
多少のひいき目を加えるなら、もし創業者で元会長の故・安藤百福氏が存命なら、タイレノール事件当時の J&J 会長・バーク氏と同様の行動に出たと思われる。
今の日清食品にも、自らにとっては賢明で合理的な行動を取ること、そしてカップヌードルを愛してやまない消費者にとっては安心感のある状況を回復することが求められている。今後の同社の動きを注視したい。