ドワンゴは、DeNA と経営統合するといいと思う

ニコ動の中の人の blog エントリに感銘を受けたので投稿する。
ドワンゴの連結業績予想が赤字ということで、各メディアの注目を集めている。でも、あくまで「予想」である。予想と言えば、競馬予想を考えるとよい。ケイバの世界では「よそうはうそよ」という回文がいわば一つの真理となっている。
とはいえ、これではドワンゴ財務会計部門がいかにも腰だめな予算作りをしてるみたいで、はなはだ失礼である。そこで、冒頭の提案である。
仮にドワンゴDeNA経営統合をするとしたらどういうシナジー(笑)が作れ、Win-Win(笑) の関係が構築できるか、という点を簡単に考えてみる。
まず、マーケ・チャネルの一本化である。
ドワンゴDeNA も、「本業」は B2C サービスである。しかしながら、B2B 色の強い業務側面も持っている。言うまでもない、広告獲得である。
DeNA はモバゲーの広告代理店を、10 社以上あったものを電通系の2社に集約するというプロセスを実施した。これほど、チャネル(販路)の整理統合は、ビジネスにおいては重要な要件なのだ。
このチャネルに、ドワンゴないしはニコ動が乗ることを考えてみる。そうすれば、広告獲得の労苦やコストの軽減が期待される。計数的な試算は、ここでは割愛する。
次に、本業の B2C ビジネスではどうか。それはサービスの「相互乗り入れ」にメリットがある。とはいえ、全てを即座に相互乗り入れする必要はない。例えば、最初はモバゲーがニコ動の動画配信チャネルを設けるというのでもよい(もしもうやってるようならスンマソ)。
いずれにしても、現状では市場を取り合う要素も少なく、経営統合がむしろお互いのユーザの拡大に奏功することを期待できる。
そうしながら、将来的にはD&Dホールディングス(仮)のように純粋持株会社を作るのでもよい。
むろん、ドワンゴにも DeNA にも独自の「企業文化」のようなものはあるだろう。そういうコトがもし気になるようなら、ぜひココを読んでいただきたいと思う。企業文化などといいうジジィ臭いコトバはもはや使っちゃいけない。